司法書士と行政書士の違いとは?
2026/08/19
司法書士と行政書士の違いとは?
業務内容・できることを分かりやすく解説
「司法書士と行政書士は何が違うの?」
「不動産や相続の手続きは、司法書士と行政書士のどちらに相談すればいい?」
「司法書士と行政書士、両方の資格を持つ事務所に依頼するメリットは?」
このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
司法書士と行政書士は、どちらも法律や行政手続きに関わる国家資格ですが、それぞれ専門とする業務や取り扱える手続きの範囲が異なります。
本記事では、司法書士と行政書士の違いについて、不動産・相続・農地などの具体的なケースを交えながら分かりやすく解説します。
司法書士と行政書士の大きな違い
簡単に説明すると、司法書士は登記や裁判所提出書類などの法律手続きを専門とし、行政書士は官公署に提出する許認可申請や各種書類の作成を専門としています。
司法書士が主に取り扱う業務
司法書士の代表的な業務には、次のようなものがあります。
- 不動産登記
- 相続登記
- 所有権移転登記
- 抵当権設定・抹消登記
- 商業・法人登記
- 会社設立に関する登記
- 成年後見に関する業務
- 裁判所に提出する書類の作成
- 簡易裁判所における訴訟代理等(認定司法書士の場合)
特に不動産を購入したとき、売却したとき、相続したときなどに必要となる不動産登記は司法書士の代表的な業務です。
行政書士が主に取り扱う業務
行政書士は、官公署に提出する書類の作成や、その提出手続きの代理などを主な業務としています。
代表的なものとして、
- 農地転用許可申請・届出
- 建設業許可申請
- 産業廃棄物処理業許可申請
- 飲食店営業等に関する許可申請
- 各種営業許可・許認可申請
- 官公署に提出する各種書類の作成
- 契約書・遺産分割協議書などの書類作成
などがあります。
行政書士の業務は非常に幅広く、事業を始める際の許認可から、土地利用に関する行政手続きまで、さまざまな場面で活用されています。
司法書士と行政書士の違いを比較
| 司法書士 | 行政書士 | |
|---|---|---|
| 主な専門分野 | 登記・司法手続き | 許認可・行政手続き |
| 不動産登記 | ◎ | 原則として業務範囲外 |
| 相続登記 | ◎ | できない |
| 商業・法人登記 | ◎ | できない |
| 農地転用許可申請 | 原則として業務範囲外 | ◎ |
| 建設業許可 | 原則として業務範囲外 | ◎ |
| 官公署への許認可申請 | 一部を除き原則として業務範囲外 | ◎ |
| 裁判所提出書類 | ◎ | 原則として業務範囲外 |
※具体的な業務の可否は、手続きの内容や個別の事情によって異なります。
不動産の手続きは司法書士?行政書士?
不動産に関する手続きでは、司法書士と行政書士の両方が関係するケースがあります。
例えば、単純な不動産売買であれば、所有権移転登記などの不動産登記は司法書士が担当します。
一方、その土地が農地であり、住宅や駐車場など別の用途に利用する場合には、農地転用に関する手続きが必要となる場合があります。
この場合、
農地転用などの行政手続き → 行政書士
所有権移転などの不動産登記 → 司法書士
というように、それぞれ専門家が異なることがあります。
「農地を売りたい」という場合はどうする?
例えば、
「相続した農地を売却したい」
というケースを考えてみましょう。
この場合、単に所有権を移転するだけではなく、農地法上の許可・届出などが関係する可能性があります。
さらに、相続した土地であれば、まず相続登記が必要となる場合があります。
つまり、
相続登記
↓
農地法上の手続き
↓
売買に伴う所有権移転登記
というように、複数の手続きが必要になることがあります。
このような案件では、
「司法書士と行政書士、どちらに相談すればいいの?」
と迷ってしまうのも当然です。
司法書士と行政書士、両方の資格を持つ事務所に相談するメリット
当事務所、司法書士・行政書士 井上法務事務所は、司法書士と行政書士の2つの専門資格を有しています。
そのため、不動産登記だけでなく、農地転用などの行政手続きが関係する案件についても、関連する手続きをまとめてご相談いただけます。
例えば、
相続した農地を売却したい
相続登記と農地に関する行政手続き、さらに売却に伴う不動産登記など、複数の手続きが関係する可能性があります。
農地を住宅用地や駐車場にしたい
農地転用に関する手続きに加え、その後の不動産登記等が必要となる場合があります。
不動産会社様からの売買案件
「この土地はそのまま売買できるのか」
「農地転用は必要なのか」
「決済までにどんな手続きが必要なのか」
など、決済前の段階からご相談いただくことで、必要な手続きを早めに確認できます。
「どこに相談すればいいか分からない」場合もご相談ください
不動産や相続に関する手続きは、最初から必要な手続きが明確とは限りません。
例えば、
「土地を売りたいけれど、農地になっている」
「相続した土地を活用したい」
「農地を宅地として利用したい」
「不動産を取得する予定だが、必要な手続きが分からない」
といった場合です。
このようなときは、最初から「司法書士に頼む」「行政書士に頼む」と決める必要はありません。
まずは現在の状況と最終的な目的をお聞かせください。
司法書士・行政書士のそれぞれの専門分野から必要な手続きを整理し、当事務所で対応できる手続き、他の専門家への相談が必要な手続きなどをご案内します。
司法書士と行政書士の違いを理解して、適切な専門家に相談しましょう
司法書士と行政書士は、どちらも法律や行政手続きに関わる専門家ですが、専門とする分野には違いがあります。
不動産登記・相続登記・法人登記など → 司法書士
農地転用・各種許認可・官公署への申請など → 行政書士
と考えると、基本的な違いを理解しやすいでしょう。
ただし、実際の不動産・相続案件では、司法書士と行政書士の両方の業務が必要になるケースもあります。
そのような場合に、司法書士と行政書士の2つの資格を持つ井上法務事務所なら、一つの窓口で関連する手続きをご相談いただけます。
沖縄県・宜野湾市で司法書士・行政書士をお探しの方へ
井上法務事務所では、沖縄県宜野湾市を中心に、不動産登記、相続登記、法人登記、農地転用許可申請などのご相談を承っています。
「司法書士と行政書士、どちらに相談すればいいのか分からない」という場合でも、お気軽にご相談ください。
お客様の目的や現在の状況を確認し、必要となる手続きを整理してご案内いたします。
司法書士・行政書士 井上法務事務所
不動産・相続・農地・許認可に関するご相談は、お気軽にお問い合わせください。

